エンジニアのわがまま
自分のやりたいことと会社にとっての中長期的なメリットが結びつくならわがまま言ってもいいんじゃないかな、って。
- Will やりたいこと
- Can できること
- Must やらなければならないこと
このところ、やりたいこと(Will)にあたるものが会社で求められることと合わないことが多い。 レガシーからの脱却、新たな在り方に対する挑戦、かっこよく言えばそんな感じのことがじぶんのやりたいこと。 雇われている会社員なんだからやるべきことやれっていうのはその通りなんだけど、だからこそ、わがままをどこまで適用させてもらえるか。 中長期的な視点で考えると、会社にとっても良いことにつながると個人的には思ってるのでわがままを言っているつもり。 で、会社にとっても良いことよね、とか言っているけど、実は自分が不安で仕方がないだけ、っていうのが本音でもある。はい、すみません。
考えるべき課題
エンジニアのリソースは今のビジネスをまわすために常にいっぱいいっぱいであるということ。 そして、これはいつまでたっても解消できるものではないと思っていて、 むしろ暇な人が多い会社って、そもそも健全じゃないだろうと思う。 なので、常に工数は100%実務に割かれるという前提に立った時に、そもそも自分のロールに含まれないチャレンジってどう扱われるべきなんだろうと。
成功パターン?
色々試してみた中での一つの結論はこれ。とっても普通な話で、チャレンジのための時間を1割もらってその中で成果を出し、徐々にその重要性を認識していってもらうってこと。
- 良き理解者を見つける、作る(部長、課長など)
- 従来業務(Can & Must)9割、やりたいこと(Will)1割でロールを設定してもらう
- Willの目標をできる限り数値で設定する
- やりたい領域で仲間を増やす(コミュニティ活動や社内発表など)
- 小さくてもいいから成果を出す
GoogleとかYahooで、自分プロジェクトに20%を当てる、というのがあるけど、まさにそれの個人版。
成果目標に加えてもらったことで起きた変化としては、 あの人、なんかこんなことやってるらしいよ、が狭い範囲だけども口コミで広がること。 結果的に興味持っている人から声をかけてくれることがあり、同じ気持ち持った人がいることを実感できたし、その活動を外に向けてやる意義を感じられた瞬間でもある。
ただ、想定はしていたが時間がかかる・・・(外の会社に転職してダイレクトにやりたい領域にいけるなら、そこに行くのが早いと思ってしまった) 自分の場合、いまやりたいと思っていることは周りの方々の協力もあっていくらかは自由にやらせてもらえていると思っていて、 もう少しこの場にいながらできることを増やす活動ができればと考えてる。
まだまだはじめの一歩
テクノロジーが進化している昨今、まだまだ変化が続くだろうなって思う。 そのためにも、小さく変化を起こしていけるような仕組みがあることって大事なんじゃないかな。 大企業になればなるほど、意識的に取り込まなければこれが難しい。 少しでもいいから体現して、見せていく、これが自分にできること。なのかな??と。
というか、もっとわがままなエンジニアは世の中にたくさんいますよね。見習いたいと思います!