じぶんのミチ

人生を楽しく!とあるITエンジニアのこれまでとこれからを繋ぐ雑多な備忘録

オーダースーツで失敗しないための3か条

スーツのオーダーってちょっと憧れませんか??

でもそれなりにお値段もしそうだし、時間もかかりそうだし難しそうだし。

なかなか躊躇してしまいますよね。

私自身も作ってみたいと思いながら、なかなか踏み出せませんでした。

自分の体型は細身長身で手が長いという特徴があります。 そのため、既製品で体に合わせると袖が足りず、手の長さに合わせるとサイズ合わないためスーツをオーダーするようになりました。

先日、会社の同僚が初のオーダースーツを作りに行くということで一緒についていったのですが、 自分が初めてオーダーした時の失敗を思い出したので、失敗しないために考えておくことを3つまとめてみました。

なお、ここでいうオーダースーツはセミオーダースーツのことで、フルオーダーではないのでご注意下さいませ。

自分の失敗を振り返る

初めてオーダースーツを作った時、自分もある程度の社会人経験をして多少なりいいスーツを身にまとって振る舞いたいぜ!なこと考えながら、楽しみ半分不安半分で、緊張しながら店の門をくぐったことを覚えている。

店員さんは笑顔でいい人。スーツのオーダー初めてなんですね〜、なんて会話しながら進めていったわけですが、 思ったより決めなければいけないことが多くて焦った。

違いがわからないし、全体イメージつかめないぞ・・・生地ありすぎ!!っていうか安そうだからきてみたけど安い生地全然惹かれないやん!!ボタン多すぎやろ・・・裏地??とりあえずちょい派手目にするかオーダーだし・・・オプション??数千円程度ならやってみようかな!!あと細身だよね、やっぱり。詰めるところは詰めてもらってと・・・なんて形で進んでいった。

満足してお支払い。おぉ!?思ったより高いぞ・・・汗 まぁ、オーダーだもん、仕方ないね。これで自分の最高なスーツができるぜ!

なんて感じでその時は満足して帰ったわけです。

で、1ヶ月くらいして、スーツができたとの連絡を受けて受け取りに行くわけです。

気分はルンルン!さぁご対面。

・・・え?? なんか随分と色が明るくないですかこのスーツ・・・?

で、ボタンとか裏地とか、ちょっと派手すぎない??

実際に着てみると、悪くないんだけど、やっぱ派手かも・・・ これ会社に来ていくにはちょっと・・・

てな感じで、お客様先に行くにはちょっと厳しい感じもあり、社内ですごす時にだけ着るスーツとなった。 (社内でも随分派手に作ったねと突っ込みもらいました)

今でこそ笑い話ですが、その時はほんと凹んだし、勢い余っていくと同じ失敗をしてしまうこともあるかも。

失敗しないための3か条

この初回の経験を踏まえて、私の考えるオーダースーツで失敗しないための3か条は以下。

1. 作りたいスーツのイメージを具体的に持っておく
2.予算を決めておく
3. 初回から完璧を求めない(初回はシンプルに作る)

作りたいスーツのイメージを具体的に持っておく

多分失敗する原因はこれが一番多いのではないかと思う。 私自身も初めてオーダーした時はこのイメージが不明確で、とにかく理想だと思われるものを選びまくった結果、仕上がってみての印象の違いに愕然とした次第。 既製品ではすでにスーツの形となっており、試着して決めることができるのだが、オーダーの場合は出来上がるまでその全体像がわからない。

そのため、事前に自分はこんなスーツにしたい、というイメージをどれだけ持てているかが失敗しないオーダースーツの基本だと思う。

なお、スーツをオーダーするときのプロセスを知っておくと良いかもしれない。

  • 生地を選ぶ
  • スーツのベースとなる形を選び(だいたい3種類くらい)
  • 採寸と仕上がりの調整をする
  • スーツの細かな作りを決める(プリーツ、袖ボタンの数、ポケットの付け方、背抜き有無、本切羽にするか、ボタン、裏地など)

結構失敗しがちなのが生地選択時の色味。スーツの生地を選ぶ際、お店によっては結構小さな生地から選ばなければならないことがあるが 仕上がった時の雰囲気がつかめなかったりする。自分の場合、ダークブルーを選んだつもりだったが思ったより明るい色の仕上がりになって驚いた。

そこで、普段自分が来ているスーツがある場合はそのスーツを着ていったり同系色スーツがあればその切れ端を持っていくと良い。 そうすることで自分の使っているスーツの色味と比較ができるので濃いか薄いかの判断がしやすい。

わからなければ店員さんにオススメを聞いてみたり、現在のトレンドや一般的なものを提案してもらったりするのも良い。

予算を決めておく

高い生地やオプションを見てしまうとそれらがよく見えてしまってついつい選択してしまいがち。 結果的に高くなってしまって、予算オーバーになるのもよくある話。

だけど、予算は先に決めておくのが良いが、一つだけ伝えておくなら、 よくお店の広告などで1着xxx円から〜と記載されているものは、その値段に収めることはなかなか厳しかったりする。 選べる生地やボタンが最も安価なものを選ぶ前提となっているためで、選択肢も10あるかないか程度。

なので、39,000円くらいの生地を考えておき、一番安価なラインでも良いと思えるものがあればそれを選ぶ、くらいの気持ちの方が後で悩まないかもしれない。

初回から完璧を求めない

スーツ作りは数回作って初めて、本当に自分に合ったものになると考えている。

先にも書いたが、オーダースーツの場合は出来上がってみないとなんとも判断できないのが難しいところ。 店によってベースとなる形が異なる部分もあれば、対応してくれる店員さんによっても仕立ての内容に違いが出る。

そのため、自分に合ったものを選んでいったつもりでも、出来上がってみると少し修正したいな、と思える箇所が出てしまうこともある。 だけど、重要なのは、出来上がったスーツをベースにより自分に合うように修正していくこと。 そうすることで、より自分の好みに合ったものを作り上げることができる。

一度満足できるものが出来上がってしまえば、あとは自分の好みのスーツを量産することができる。 ここまで来てしまえば既製品だと満足できなくなる。

ということで、前置きが長くなったけど、数回を通じて自分に合ったものを作っていくことを考えると、 初回はシンプルにお金をかけずに作る、というのが正解なんじゃないかな、と。

そして、出来上がったものをベースにして、2回目、3回目で少しずつ改善する中でより良い生地やオプションなどを取り込んでいけばいい。

やっぱりスーツオーダーは楽しい

自分に合ったスーツは毎日着ていて嬉しくなる。すでに数回作っているものの、都度変えたくなる箇所はあり、いつまでたっても完成しないのかもしれない。

皆さんのスーツ作りも、うまくいくと良いですね!

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ちなみに、冒頭に話した同僚のスーツも無事出来上がり、初回ながらとても良い出来に仕上がってました!!